ピルに処方箋は必要?市販されていないの?正しい入手方法のご紹介

  • 2023-05-17
  • 2023-05-22
  • ピル

ピルを購入するには処方箋が必要?

ピルは医療用医薬品のため、日本で購入するには医師の診察を受けた上で処方箋が必要になります。

ピルは避妊効果だけでなく、生理痛やニキビなどの症状を改善する効果もありますが、副作用や服用方法に注意が必要です。

そのため、ピルを服用する前には、婦人科医に相談して自分に合ったピルを選んでもらうことが大切です。

ピルの処方では、基本的に内診の必要はありません。医師は、あなたの年齢や性歴、生理周期や症状などを聞いて、血圧や体重などを測定します。

その後、ピルの種類や効果、副作用、服用方法などについて説明してくれます。あなたが納得したら、処方箋をもらえます。

医療用医薬品とは

医療用医薬品とは、主に病院などの医療機関の医師の診断と処方に基づき使用される医薬品です。

効き目が強く、ときに重大な副作用を起こす危険性があるため、医師が患者の症状や体質などに応じて使用を指示する必要があります。対象となる疾患も多岐にわたります。

医療用医薬品は、処方箋(しょほうせん)に基づいて、薬剤師が調剤して渡される薬です。処方箋医薬品とも言われます。

処方箋医薬品とは対照的に、薬局や薬店で自由に購入できる医薬品を一般用医薬品と言います。

処方箋とは

処方箋とは、医師が患者の病気の治療に必要なお薬の種類や量、服用法が記載された書類です。

処方箋は、薬剤師に医師が指示書通りの調剤することを要求するものです。薬剤師は、処方箋に疑義があるときには、それを確認した後でなければ調剤してはならないと法律で定められています。処方箋は、患者の薬物治療を行う上で重要な役割を担っています。

ピルを薬局やドラッグストアで買うことはできるの?

ピルは、避妊効果や月経困難症などの治療効果がある医薬品ですが、市販されていません。

ピルは、第1類医薬品に分類され、処方箋が必要です。そのため、ピルを購入するには、医師に診察してもらい、処方箋をもらう必要があります。

処方箋があれば、薬局やドラッグストアなどで受け取ることは可能ですが、基本的に販売されていません。ピルは体調により使用できない場合や副作用が発生することもあり、だれでも気軽に飲める薬ではありません。

そのため、ピルを服用する場合は、医師の指示に従って正しく飲むことが大切です。

ピルを購入する際の医師の診察と処方の流れ

ピルを購入する際の医師の診察と処方の流れについて詳しく説明します。

  • まず、婦人科などで問診票を記入します(問診票には、生理の周期や量、性行為の頻度や避妊方法、副作用の有無などが聞かれます)
  • 次に、医師の診察を受けます(診察では、血圧や体重の測定、子宮や卵巣の超音波検査、血液検査などが行われます。これらの検査は、ピルが適切かどうかを判断するために必要です)。
  • 最後に、ピルの処方を受けます(処方されるピルの種類や量は、医師と相談して決めます。ピルは、保険適用外の自費診療なので、費用は自己負担となります)。
  • 初回は1シート(約1ヶ月分)を処方されることが多く、その後は3シート(約3ヶ月分)ごとに処方されることが一般的です。

医師の診察について

医師の診察では、ピルが適切かどうかを判断するために、以下のような観点で検査や問診を行います。

  • 血圧や体重:ピルは血圧や体重に影響を与える可能性があるので、高血圧や肥満の場合は注意が必要です。
  • 血液検査:ピルは血液の凝固能力に影響を与える可能性があるので、血栓症などのリスクを評価します。処方のために本検査は必須ではありません。
  • 子宮や卵巣の超音波検査:ピルは子宮や卵巣に影響を与える可能性があるので、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病変をチェックします。処方のために本検査は必須ではありません。
  • 子宮頸がん検診、子宮体がん・卵巣がん検診:ピルはこれらのがんに影響を与える可能性があるので、定期的に検診を受けることが推奨されます。処方のために本検査は必須ではありません。
  • 生理の周期や量、性行為の頻度や避妊方法、副作用の有無など:ピルはこれらの要因に影響を与える可能性があるので、自分に合ったピルの種類や量を選ぶために必要です。

内診や注射などは、一般的には必要ありません。ただし、医師の判断によっては行われる場合もあります。その場合は、事前に説明や同意を求められます。

ピルを自宅で受け取る方法は?

ピルを自宅で受け取る方法としては、オンライン診療サービスを利用するのが便利です。

オンライン診療サービスとは、スマホやパソコンから医師とビデオ通話やチャットで相談し、処方箋を発行してもらうサービスです。オンライン診療サービスを利用するには、以下の手順を踏みます。

  • サービスの選択:ピルのオンライン診療サービスはいくつかありますが、料金やサポート体制などに違いがあるので、自分に合ったサービスを選びましょう。
  • 会員登録:選んだサービスのサイトやアプリから会員登録をします。個人情報や健康状態などの入力が必要です。
  • 診察予約:診察可能な日時を選んで予約します。予約時間になったら、医師とビデオ通話やチャットで相談します。
  • 処方箋発行:医師がピルの処方が適切だと判断したら、処方箋を発行してもらえます。処方箋は電子的に送られることが多いです。
  • 薬局選択:処方箋を受け取ったら、薬局を選びます。オンライン診療サービスと提携している薬局や、自分で探した薬局などがあります。
  • 決済:薬局に処方箋を送り、ピルの代金を決済します。クレジットカードやコンビニ払いなどがあります。
  • 配送:決済が完了したら、ピルが自宅に配送されます。最短で翌日にポストに届くこともあります。

以上がピルを自宅で受け取る方法です。ピルのオンライン診療のメリット・デメリット詳細はこちら。

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ピルを海外から個人輸入することはできるの?

ピルは、日本では処方箋が必要な第1類医薬品ですが、海外では市販されている場合もあります。

そのため、インターネット通販などで海外の製品を購入することは可能です。これを個人輸入と呼びます。

しかし、個人輸入にはリスクがあります。例えば、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • 品質や安全性が保証されていない:海外の製品は日本の規制当局による承認や検査を受けていないため、偽造品や不良品、有効成分が不足しているなどの問題があります。
  • 副作用やアレルギー反応が発生する:ピルは体質や病歴によって使用できない場合や、適切な用法・用量を守らないと重大な副作用を引き起こすことがあります。個人輸入では医師の診察や指導を受けられないため、自己判断で服用するのは危険です。
  • 法律に違反する:個人輸入は、厚生労働大臣の確認を受けた場合に限り認められています。しかし、多くのインターネット通販サイトはこの確認を受けていないため、違法な取引になる可能性があります。また、個人輸入した医薬品を他人に譲渡したり、営利目的で使用したりすることは犯罪です。

以上が、ピルを海外から個人輸入することはできるのかどうかについての説明です。個人輸入には多くのリスクが伴うため、信頼できるクリニックで処方箋をもらって国内で購入することをおすすめします。

薬の個人輸入とは?海外製ピルのリスクと法律

薬の個人輸入とは、自分自身で使用する目的で海外から医薬品等を購入することです。

これは、外国で受けた薬物治療の継続が必要な場合や、海外からの旅行者が常備薬として携帯する場合などに限られています。

薬の個人輸入をする場合は、規定の量を守る必要があります。

具体的には、外用剤や化粧品であれば、一品目24個まで。内服剤や点眼剤であれば、一品目2個までです。また、厚生労働大臣が指定するいくつかの薬を輸入するときは、数に関わらず「薬監証明」の取得が必要です。この証明は、厚生労働省のホームページから申請できます。

薬の個人輸入は、インターネット通販などを利用して行うことが多いですが、その場合は信頼できるサイトを選ぶことが重要です。厚生労働省は、個人輸入に関する情報や注意喚起を行っているサイトの一覧を公開しています。これらのサイトを参考にしてください。

以上が、薬の個人輸入についての詳しい説明です。個人輸入には多くのリスクが伴うため、必ず自己責任で行うことを念頭に置いてください。

ピルに処方箋は必要?市販されていないの?正しい入手方法のご紹介まとめ

ピルの正しい入手方法については、以下の通りです。

  • ピルは、医師の処方が必要な医薬品です。インターネット通販などで無許可で販売されているピルは、偽造品や不良品の可能性が高く、健康被害を引き起こす恐れがあります 。
  • オンライン診療サービスとは、スマホやパソコンから医師とビデオ通話やチャットで相談し、処方箋を発行してもらうサービスです
  • インターネット通販などで海外の製品を購入することは可能ですが、個人輸入にはリスクが伴います。

以上が、ピルの正しい取得方法に関するまとめです。ピルは、適切に使用すれば高い避妊効果だけでなく、生理痛や月経不順などの改善効果も期待できる医薬品です 。しかし、ピルには副作用やリスクもありますので、自己判断せずに医師の指示に従ってください 。

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