ピルを飲むと生理はどうなる? ピル服用時の生理について解説

  • 2023-04-12
  • 2023-05-18
  • ピル

ピルを服用すると生理はどうなるの?

ピルを飲んだ場合、生理には3つの変化が起こります。

1つ目は、経血の量が減ることです。通常の生理では、排卵した際に受精卵を着床させるためにプロゲステロンを分泌し、子宮内膜を厚く増殖させます。その後、受精卵が着床することなく不要となって排出された子宮内膜が経血です。

ピルを服用した場合、黄体ホルモンが子宮内膜の増殖を抑えるので子宮内膜が薄くなり、排出されるのは最低限の子宮内膜だけです。そのため、経血量が少なくなります。

2つ目は、生理痛が軽減されることです。生理痛は、子宮内膜を排出する際に子宮が収縮して起こる痛みです。痛み物質であるプロスタグランジンの分泌量が多いと子宮の収縮が強くなり、生理痛が重くなる傾向にあります。ピルを服用することでプロスタグランジンの分泌量が抑えられるため、生理痛が軽減されます。

3つ目は、生理周期が安定することです。ピルを服用することで排卵を抑制し、生理周期を安定させることができます

ピルを服用中とピルを休薬中どうなるの?

ピルを服用中は、通常の生理が来なくなることがあります。ピルには、低用量ピルと高用量ピルがあります。

低用量ピルは、排卵を抑制することで生理周期を安定させるため、生理が来なくなることがあります。

高用量ピルは、排卵を抑制するだけでなく、子宮内膜の成長も抑制するため、生理が来なくなることが多いです。ただし、ピルを服用している間に出血が起こることがあります。これは、子宮内膜が薄くなっているため、少量の出血が起こることが原因です。また、ピルを服用している間に出血が起こった場合でも、通常の生理と同じように対処する必要はありません。

一方、ピルを休薬中には通常の生理が起こります。ピルを服用している間に排卵を抑制していたため、子宮内膜も厚くなっていません。そのため、通常の生理よりも出血量が少なくなることがあります。

ピルの休薬期間中に生理が来ない原因は?

低用量ピルを飲んでいて、休薬期間に生理が来ない場合、以下の可能性が考えられます。

  • 休薬期間を正しく設けられていない
  • 妊娠している

低用量ピルは生理時の出血量を減らす薬であり、生理(月経量)がゼロになることがあります。ピルの休薬期間だけど生理が来ない場合は、妊娠の可能性も考えられます。

休薬期間を正しく設けるには

低用量ピルを飲んでいて、休薬期間に生理が来ない場合、休薬期間を正しく設けるには、21錠タイプの場合、21日間はピルの実薬を服用し、7日間は何も飲まずに休薬期間を過ごします。7日を過ぎた後は、次のシートからピルの服用を再開してください。21錠タイプは全て実薬となり、22日目から28日目の7日間を休薬期間として設けます。

28錠タイプの場合、21錠分は実薬で、残り7錠分は偽薬です。7日間は偽薬を飲み、休薬期間を過ごします。偽薬は日数の数え間違いや飲み忘れを防ぐためだけのものなので、偽薬を飲み忘れたせいで避妊効果が薄れたり、生理がこなくなったりすることはありません。

偽薬期間中には、低用量ピルの成分である女性ホルモンが補充されなくなり、子宮内膜がはがれることで消退出血と呼ばれる生理のような出血が起きます。偽薬期間が始まってから2日程度で出血が始まり、5日前後続くことが一般的です。

妊娠している可能性があるときは

低用量ピルを飲んでいる場合、排卵しないため、妊娠する確率は低いです。ただし、低用量ピルでも100%避妊できるわけではなく、妊娠率は約0.3%であります。低用量ピルを服用していても、妊娠している可能性があるため、妊娠を疑った場合は医師に相談することが重要です。

低用量ピルを服用している場合、生理がこない原因は、排卵が抑制されているためです。排卵が抑制されると、子宮内膜が厚くならず、生理が来なくなります。ただし、生理がこない原因は他にもありますので、詳しくは医師に相談することをお勧めします5。

以上のように、低用量ピルを飲んでいる場合でも妊娠する可能性があるため、生理がこない場合は医師に相談することが重要です。

もし妊娠している場合、以下のような症状が見受けられます。

  • 着床出血
  • 胸の張り・痛み
  • お腹の張り、腹痛、下腹部痛
  • 腰痛
  • 頭痛
  • 肌トラブル
  • 嗅覚の変化
  • 唾液・鼻水の変化

もしも自分が妊娠している可能性がある場合には、生理予定日の1週間後から使用できる『妊娠検査薬』を使用してみましょう。この時期になると、体内にある『妊娠ホルモン』が分泌されており、4週目頃からは『妊娠検査薬』で感知することができます。もしも早く検査をしたい場合には、『早期妊娠検査薬』を使用することができます。このタイプの『妊娠検査薬』は、微量の『妊娠ホルモン』でも反応するため、生理予定日からでも検査することができます。

ピルを飲むと生理日をずらすことができるの?

ピルを飲むことで、生理日をずらすことができます。低用量ピルを服用する場合、ピルの服用期間を21日間以上にすることで、生理予定日を後ろにずらすことができます。

生理を遅らせる場合、最大で7~10日間服用を続けることができます。

生理を早める場合、ずらしたい生理の1周期前の生理中にピルを飲み始め、生理を起こしたい日の2日前まで飲み続けることができます。

中用量ピルを服用する場合、本来の生理予定日の5~7日前から服用を始めることで、生理を遅らせることができます。服用中は生理が起きず、服用を止めると2~3日で生理が来ます。

また、生理を早める場合は生理予定日の数週間前から計画的にピルを服用する必要があります。

ただし、ピルは医師の指示に従って正しく使用する必要があります。また、ピルによっては副作用があるため、医師に相談してから使用するようにしましょう。

ピルを飲むと生理痛はやわらぐの?

ピルを服用することで、生理痛の緩和が期待できるとされています。

低用量ピルには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類の女性ホルモンが含まれており、排卵を抑制することで子宮内膜が厚くなりにくくなります。プロスタグランジンの分泌量が少なくなるため、生理痛が軽減されるとされています。

ただし、ピルを服用しても生理痛が完全になくなるわけではなく、排卵痛のような痛みが起こる場合もあるとされています。

ピルを飲んでいるときの生理の量はどのくらいになるの?

ピルを飲んでいる間は、生理が来ない場合があります1。低用量ピルを飲んでいる場合、7日間の休薬期間(ピルのタイプによっては偽薬の服用期間)に生理(正確には消退出血)が4~5日程度起こることが一般的です。さらに、低用量ピルを飲んでいると、通常よりも経血量が少なくなることが一般的です。

ピルを飲んでいるときに不正出血が起こったらどうすればいいの?

ピルを飲み始めた時に不正出血が起こった場合、以下の方法があります。

正しい用法を守り服用を続ける。
一定の休薬期間を設ける。
医師・産婦人科に相談する。
ピルを服用し始めたばかりの方や、出血が少量・短期間の場合は、ピルの副作用による不正出血が考えられます。したがって、処方された通りの用法を守っていれば服用を続けて問題ありません。ただし、腹痛を伴う場合や出血量が多いときは速やかに医療機関を受診しましょう。

ピルを飲むと生理はどうなる? ピル服用時の生理について解説まとめ

ピルを服用することで、生理が起きなくなる場合があります。また、生理を早めたり遅らせたりすることもできます。低用量ピルまたは中用量ピルを用いることで、生理を早めたり遅らせたりすることができます。

休薬期間中に生理がこないときも落ち着いて対応しましょう。

なお、症状については個人差があるため、心配であれば医師に相談することが望ましいです。

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