ピルの飲み方
ピルを飲み始めるタイミング
ピルは基本的に生理開始後5日以内に服用を開始します。1週間飲み続けることで、避妊できる状態になります。
ピルは、女性ホルモンを含む薬剤で、妊娠を防ぐために使用されます。ピルは、生理開始後5日以内に服用を開始することが推奨されています。ピルを飲むことで、体内の女性ホルモンのバランスが整い、排卵を抑制することができます。また、子宮頸管粘液の量や質を変化させることで、精子の子宮内への侵入を防ぎます。
1週間飲み続けることにより体が避妊できる状態になります。
ピルは、1日1錠を決まった時間に飲む必要があります。一度、ピルを飲み始めたら3週間飲んで、1週間休みます。再び、3週間飲んで、1週間休みます。
ピルを飲む時間
ピルは、1日1錠を決まった時間に飲む必要があります。
飲む時間は、毎日同じ時間に飲むことが推奨されています。例えば、毎日朝食後に飲む、寝る前に飲むなど、自分に合った時間を決めて飲むようにしましょう。
ピルを飲む時間が遅れた場合は、避妊効果が低下する可能性があるため、できるだけ早く飲むようにしましょう。また、ピルを飲み忘れた場合は、できるだけ早く服用するようにしましょう。ただし、前回の服用から24時間以上経過している場合は、次の日から通常通り服用を続けるだけで大丈夫です。
ピルを飲むサイクル
ピルは、1日1錠を決まった時間に飲む必要があります。一度、ピルを飲み始めたら3週間飲んで、1週間休みます。再び、3週間飲んで、1週間休みます。このサイクルを繰り返すことで、避妊効果を維持することができます。
ピルを飲むサイクルは、自分で調整することができます。例えば、生理周期に合わせてピルを飲む方法もあります。生理周期の初めにピルを飲み始めることで、生理痛や生理不順の改善にもつながるとされています。
ただし、ピルを服用する前には、必ず医師の指示に従って服用するようにしましょう。また、副作用や注意点についても事前に確認しておくことが大切です。
21錠タイプの場合
21錠タイプのピルは、1日1錠ずつ飲むことで、避妊効果を発揮します。
21錠目まで飲み終わったら、7日間休薬期間をとることで、生理を誘発させます。この休薬期間中に生理が始まらなかった場合は、医師に相談することが推奨されています。
また、ピルはホルモン剤であるため、飲み方を誤ると避妊効果が低下する可能性があります。そのため、毎日同じ時間に飲むことが大切です。
28錠タイプの場合
28錠タイプのピルは、1日1錠を28日間飲み続けます。21錠は、ホルモンが含まれる有効成分で、7錠は、ホルモンが含まれない偽薬です。偽薬を飲む期間は、生理が来ることが多いです。
偽薬は、実薬と同じ形状・色をしていますが、有効成分は含まれていません。偽薬を飲むことで、生理が始まるタイミングを調整することができます。21錠タイプのように薬を飲まない期間で飲み忘れをしそうな人は28日タイプがいいでしょう。
ただし、偽薬を飲み忘れた場合でも、避妊効果に影響はありません。偽薬は、生理中に飲むことが推奨されています。
28錠タイプのピルを飲む場合、休薬期間はありません。ただし、偽薬を飲む期間に生理が来なかった場合は、妊娠の可能性があるため、医師に相談するようにしましょう。
ピルの飲み方別の対処法
1日飲み忘れた時の対処法
1日分を飲み忘れた場合は、気づいた時点で1錠飲むようにしましょう。飲み忘れた日の翌日に、前日分と合わせて2錠飲むことになります。ただし、飲み忘れに気づいたタイミングが、普段服用している時刻に近い場合は、そのまま2錠飲んでもかまいません
2日以上飲み忘れた時の対処法
2日間飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに飲み忘れた2錠を飲むようにしましょう。3日以上飲み忘れた場合は、おそらく生理が来てしまうので服用を中止することになります。
ピルを飲み忘れた場合、排卵が起こる可能性があるため、妊娠リスクが高まります。ただし、飲み忘れた日から2日以内にピルを再開した場合は、避妊効果が低下する可能性はありますが、妊娠リスクは低くなります。一方で、飲み忘れた日から2日以上経過している場合は、避妊効果が低下するだけでなく、妊娠リスクも高まります。
飲む順番を間違えた時の対処法
ピルを飲む順番を間違えた場合、同じ色の実薬であれば、含まれている薬剤の量が同じため、飲む順番を間違えても問題ありません。ただし、21錠目まで服用し、通常通り休薬期間をとって新しいシートを開始することが推奨されています。
理由は、ピルには一定量のホルモンが含まれており、飲む順番を間違えた場合でも、同じ量のホルモンが含まれている実薬であれば問題ないためです。
1日複数錠飲んでしまった時の対処法
ピルを1日2錠飲んでしまった場合、以下のように対処することが推奨されています。
- 1日目に2錠飲んでしまった場合:次の日から通常通り1錠ずつ飲み続ける
理由は、ピルには一定量のホルモンが含まれており、1日2錠飲んでしまった場合でも、通常通り1錠ずつ飲み続けることで、ホルモンの量を調整することができます。
ピルの正しい飲み方をまとめ
ピルの正しい飲み方をまとめると以下のようになります。
- ピルは、毎日同じ時間に飲むことが大切です。
- ピルは、21錠または28錠のシートがあります。21錠の場合は、21日間飲み続けて7日間休薬期間をとります。28錠の場合は、21錠分の実薬を飲んだ後、7錠分の偽薬を飲みます。
- ピルは、同じ色の実薬を1日1錠ずつ飲みます。
- ピルを飲む順番を間違えた場合でも、同じ色の実薬であれば問題ありません。
- ピルを1日2錠飲んでしまった場合は、次の日から通常通り1錠ずつ飲み続けることが推奨されています。
以上がピルの正しい飲み方です。参考になれば幸いです。